2007/08/28

魅惑の?チキンウィングを訪ねて440マイル

マンハッタンで世話になっている友人の都合で週末NYCを離れることになり、突然思い立ってナイアガラ瀑布を訪ねにバッファローへ。NY州最西部に位置するバッファロー市は、NYCからAmtrak鉄道で8時間、カナダ国境近くの人口30万人ほどの小都市です。 バッファローといえば、ここ米国では冷えたビールに最適のお供、ピリッと酸っぱ辛いタレが決め手の“バッファロー・ウィング”発祥地! ということで、まず目指すはチキンウィング生みの店「Anchor's Bar」へ。


最小プレートは、チキンウィング10本にセロリスティック、ブルーチーズドレッシングがセットになったもの($9.00)。日本人の私にはお子様セット(ウィング5本)あたりが量的にちょうどよかったけれど、under 12 onlyということであえなく却下されたので仕方なく最小プレートを注文。 気になるお味の方は、可もなく不可もなくといったところか。美味しいけれど、もう一度食べたいと夢にまでみるほどでは、ない。厳しい言い方をすれば、「老舗の看板でと酒の販売で繁盛している感じ」だけども、そもそも水だけ飲みながらチキンウィングをひたすら食べたのが良くなかったのか。真昼間だったしひとり車を運転していたので、選択肢はなかったんだけど。


それにしても、アメリカのレストランで出される食事の量には毎度驚かされる。メキシコ人の食欲の旺盛さにも舌を巻いたけれども、アメリカ人だって負けてはいない。パスタだろうがなんだろうが、これでもかというぐらい料理がてんこ盛りだし、サラダを注文しようものならドレッシングを別容器に入れるよう伝えないと、ドレッシングの海にレタスとトマトが泳いでる皿を目の当たりにすることになる。


一方で、Fat Free!、Sugar-less!といった文句があらゆる食料品のパッケージ上で踊り、スポーツジムに車で通ってトレッドミルで一生懸命運動することが別段可笑しいとも受け止められていないから、この国はよくわからない。ダイエットの基本は、食べる量を減らすか運動量を増やすことで王道はない。(と、自分に言い聞かせる。) Fat freeだからと安心してモリモリ食べるのは根本的に何かが狂ってるとしかいいようがない。(と、よくよく自分に言い聞かせる。)まあ、この解せないところがこの国の面白さでもあり、愛すべきところでもあるわけだけど、人類学的な分析は専門家に任せることにしよう。


米国での食事は、相当の自己管理を心掛けないと結果どうなるかは(自戒の念も込めて)道を行く大勢の人がすでに身をもって証明してくれている。ちなみに今日の献立は、シリアル少々、ポーチドエッグ2つ、ソーセージ3本、パン5枚切1枚、ペストリー2つ、バナナ1本、チョコプディング1個、桃2つ、ドーナッツ1個、手作アップルケーキ1切れ。うわゎゎ。手遅れになる前に(ん?誰だ、もう半分手遅れっていったのは)、NYCに戻ったらハドソン川沿いをせっせと走ることにしよう。自由の女神を眺めながらのジョギングなんて、一生にそう何度も経験できることではないしね。


それにしても昨日は久しぶりに大量の鶏肉を食べて、朝目覚めたら頭の上から赤いトサカが生えてそうだな・・・。ま、巨大な虫に“変身”しているよりはましだけど。

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