2007/09/16

ただいま、トルコ周遊中・・・

Merhaba!  ニューヨークを発ってからブログ更新がすっかり遅くなりスミマセンです。地球の裏側では台風被害や安部さん辞任やらで大騒ぎの最中、こちらは病気にも罹ることなく(ホントはここらあたりで一度食中りでもして数キロ体重落とした方がいいのかも)ひとり達者にトルコ国内を周遊中。 先週末に世界遺産パムッカレ近くでの友人の挙式が終わってから、長距離夜行バスを利用してパムッカレ→カッパドキア→トラブソン(今朝着)と移動してきました。

トラブソンはトルコ東北部、黒海に面した古くから交易地として栄えた小都市で、これまでいたエーゲ海・中央アナトリア地方とは対照的に、深い緑に包まれた落ち着いた港町。この時期だからかどうか、日本人はおろか海外旅行者らしき人はまったく見当たらない。(ガイドブックによるとロシアやグルジアからの買出し客が多いということだけど、トルコ人も人種的に多様なので見分けがつきにくいのかも。)ちなみに写真は朝日に輝く黒海。長距離バスからの眺めです。 

今晩の夕食は、黒海で獲れた小鯵のフライ(2YTL、180円)。トルコ料理は世界三大料理のひとつと言われるだけあって大衆食堂やファーストフード系でも何でも安くてしかも美味しい。旅の食事についてはブログ報告の要請もあったので、そのうちグルメ特集でも掲載しようかしらんとも考えなくはないけれど、ハマム(マッサージ付トルコ風呂)や天然温泉やらで半永久的バケーションモードに入りつつある身体と頭ではいつのことになるやら皆目検討がつかないので、興味ある紳士・ご婦人方は右リンクのアルバム集から写真でもテキトーに眺めて唾でも飲み込んでおいてください。(いかん、ブログ更新しない時間があけばあくほど物臭レベルが高くなってきている。)

畏怖の念すら感じるほどのトルコの偉大な自然(パムッカレ、カッパドキア)、古くは紀元前数千年にまで遡る遺跡の数々(カッパドキアの洞窟修道院、フレスコ画、地下都市等々。恥ずかしながら、高校時代の世界史授業は試験1週間前の超ウルトラスーパー詰め込み型猛暗記で凌いできた人間なのであまり詳しい説明はこのブログでは期待されぬよう・・・旅を終えたら古代史をもう一度勉強することにしよう)、親切で人懐っこいトルコ人、そして豊富な食材、食文化にすっかり魅了されてしまった私は、10日間の予定をさらに1週間延長してトルコを見て回る予定。(まだイスタンブールも見てないし。) この調子だとギリシャ入りは23日前後、オスロは月末頃か。冬コートもなしに10月のスカンジナビア訪問など大丈夫なのかどうか・・・まあ、そんなことは現地に到着してから考えることにしよう。

それにしても、毎日繰り返し美味しいものたらふく食べて、ラク(トルコ産ウォッカ)やエフェス(トルコ産ビール)やトルコ産ワインを飲んで、ハマムや温泉なんかに入っていると、もうはっきりいって世の中のことなんてどうなったっていいやという気がしてくる(・・・とまではもちろん言い切りませんが。)今後の日本の方向性を左右するほどの母国の政治騒ぎなどまるで他人事のようにのほほんとロングバケーションを満喫していて本当に罰当たりモンではありますが、これだからお気楽ひとり旅はやめられません、ネ。 かつて、“Think, not what your country can do for you, but what you can do for your country”という名言を残したJFケネディや、トルコ建国の父といわれるアタチュルクには大目玉食らいそうではありますが。

0 件のコメント: