2011/07/24

10月オープン目標に急ピッチで進行中


今日から玄関のタイル張りが始まりました。「ようやくこの段階に来たんだな〜」、家守のひげジイがビール缶片手に感慨深く、そして嬉しそうにつぶやきます。


2011年に入ってスリランカの洪水、東北震災支援の活動で殆ど家を留守にしていた家主でありますが、その間にもひげジイがコツコツと大工工事を進めてくれたおかげで、ふるま家もようやく形になってきました。ガウディの作品のように、改修工事はこれからも「完了」することはないけれど、取り合えず開業できるまでの状態にもっていくということで10月初旬オープンを目標に毎日せっせと工事しています。


日中は暑さの厳しい上川合集落ですが、朝夕はとても清々しく、日中でも家の中にいると谷から気持ちのいい風が吹き抜けてゆくのでここでの生活にクーラーは必要ありません。この数ヶ月はふるま家に腰を落ち着けて準備を進めてますのでまたお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


しばらく開店休業のブログでしたが、今後とも宜しくお付き合いのほど。


ふるま家家主


2011/01/07

新年おめでとうございます


2011年、明けましておめでとうございます。年末年始、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。

ふるま家では、年末25日には東京や地元の友人らを招いてクリスマスパーティを開き、無事に目下の目標としていた「年越し」を迎えることができました。とはいっても、実際には吹きさらしになっている窓枠をブルーシートや段ボール、ポリスチレンなど手当たり次第に塞ぎ、なんとか暖を採って寝泊まり出来る状態にある部屋がいくつかできたという状態で、実際にゆっくりと落ち着く状態にいたるまではまだ道のりは遠いですが・・・。

ふるま家のある京都北部では、大晦日に何年ぶりかという大雪が降り、元旦の朝は一面の銀世界。現地で初めて経験する大雪に少々ビビりましたが、ある意味清々しい新年の幕開けとなりました。

ふるま家家守のひげジイは今月下旬からラオスに2ヶ月ほど滞在するため不在となり、家主も10日間ほど石垣島へ避寒して、久々のサイクリングとハイキングを楽しんできます。2月にはどこか短期ミッションがあればいきなり国外へ出て行ってるかもしれませんが3月にはまた大工を再開する予定ですので、ぜひお立ち寄りください。

本年も宜しくお願い致します。

ふるま家家主

2009/10/15

新ブログ開設のご案内

古民家「ふるま家」が再生してゆくまでを記録に残す目的で、別のサイトを以下に立ち上げました。


「古民家ふるま家便り」
http://furumaya.blogspot.com

今後、古民家再生プロジェクトの様子を写真付きで記録していきます。

2009/09/24

「半農半X」という働き方・生き方(記事)

2003年ごろだったか、綾部市在住の人が「半農半X」という本を出しました。

これからの人の生き方として、農業と別の仕事(X)を半分ずつバランスを取りながら働くということを提唱しています。これはまさに私がこれから実践しようとしていること

以前勤めていた会社の元同僚の方から本についての話は聞いていたものの、自分ではまだ読めていません。今日ネットを調べていたら、たまたまそのことについて書かれた最近(2009年6月)の記事を見つけましたので、ご参考までにリンク張ります。

http://www.47news.jp/47topics/daitenkan/6-2.html

デンマークのスバンホルム共同体に来てはや10日間。手伝いの仕事といえば農産物の収穫という単純極まりない作業なのですが(これが自分達で手塩にかけて育てた野菜であれば最も楽しい作業になるのだろうけれど)、日々のんびりとした時間を過ごし、この共同体に移り住んできた住人達の話を聞く中で、「有機農業」「エコな取り組み」という表層的なことだけでなく、人が人らしく働き、暮らすいうことはどういうことなのか、根本的な問いについてあれこれ考えさせられます。次回はそのあたりについて書いてみようと思います。

2009/09/19

スヴァンホルム便り

1,000キロの西南仏自転車旅行、7日間のVercor州立公園トレッキングなど冒険に満ち溢れた2ヶ月間のフランス滞在を終えて、火曜日から次なる目的地である‘Svanholm’に来ています。

Svanholmは、デンマークの首都コペンハーゲンから北西に電車とバスを乗り継いで2時間ほど行ったところに存在するいわゆるエコ村で、環境先進国といわれるデンマークにおいても大規模な有機農業経営をベースに自給自足、環境に配慮した持続可能な生活を目指した共同体としてはパイオニア的存在として知られてます。すでに30年程の歴史を持ち、現在では約130人(大人80人、子供50人)が共同生活を営んでいるということ。

私はここで10月9日までの間、working guestとしていて、主に農業グループで野菜の収穫、市場に出荷する際の袋詰め作業など週30時間の労働を提供しています。その代償として食事と個室が無料で宛がわれるので、この間にこちらの有機農業や生活・経済共同体の営みを観察し、また人と環境が調和した、地球になるべく負荷のかからないエコ生活とはどういうものなのか、今後自分が根付くことになる地域(京都府福知山市三和町)の参考になればというのが魂胆なのですが、果たしてどうなることやら・・・。

残念ながら、仏滞在中に持ってきたカメラ2台がともに故障してしまい(涙)、写真を掲載することができないのですがスヴァンホルムについての詳細は、2003年に滞在された方のサイトに詳しいので興味のある方はこちらを参照してください。

ちなみに日本においてもいくつかSvanholmのようなエコ村の動きはあるようですね、私は知らなかったのですが、数日前からSvanholmにきている東海大の院生さんの話によると静岡県富士宮市にある「木の花ファミリー」というのが国内ではパイオニア的存在らしいです。