2007/11/29

"Snow Angel" in Giswil, Switzerland

Whether I have a kid's mind in myself or am still a kid myself, it is alway fun to play in snow no matter how old I get...oh, what a blast!




Some ramdom quotes to remember...

"I think I am happy with what I've got." - anonymous

"(In India) you can see a big, beautiful smile on kids' face, even though they did not have anything, not even enough clothes. On the other hand, I realized myself not being happy, all stressed out, while surrounded by so many things stuffed in my room...Why is that? I started questioning what makes the difference between the kids and myself..." - anonymous

2007/11/27

The Spirit of Prague


"But to my mind it was not freedom that most influenced the shape and the spirit of Prague, it was the unfreedom, the life of servitude, the many ignominious defeats and cruel military occupations." (Ivan Klima, "The Spirit of Prague", P40, Granta Books, 1994)  

プラハ市のWenceslas Squareは、宿泊した安宿から徒歩3分のところにある。チェコスロバキア時代、 数々の民衆デモやストライキの舞台となったことで知られるこの広場だけれども、今では高級ブティック店やカジノ、マクドナルドなどが所狭しと立ち並ぶちょっとした繁華街だ。路上は世界中からの観光客で溢れかえり、ホットワインやホットドッグを頬張ったり、思い思いにカメラを向けて記念撮影している。アジア人らしき団体客はツアーコンの甲高い声に耳を傾けるのに必死で、路上の物乞いにも見向きもしない。その合間を縫って老女が買物袋をぶら下げながら、まるで周りの喧騒がまったく気にもとまらないかのように一定のペースで歩いている。

観光客も地元の人も、それぞれ楽しく人生を謳歌しているように見えるその様子は、ちょっとした観光地であればどこでも遭遇するような風景で、現在のプラハからは1989年以前の暗澹とした共産主義時代の面影はまったく見当たらない。けれども、お店の店員やミュージアムの受付係から愛想ない応対を受けると、この街が20年ほど前までは自分が生まれ育った自由社会とはまったく別の世界に属していたということを実感する。(まあ、厳密には無愛想なサービスは欧州全般に当てはまることなので、何もプラハに限ったことではないけれど。)

共産主義による抑圧、ソビエトによる侵略等を経て現在プラハに住む人たちは、どんな気持ちで今の時代を生きているのだろう。そのヒントを少しでも探りたくてプラハ市内を色々と探索してみたものの、どこを見てもプラハの表層部分しか見えてこないような気がしてならない。そこで、最終日は中心部から少し離れた人気の少ない公園まで足を延ばしてみることにした。

その公園は、眼下にブルタバ川が流れ、プラハ市全体が見渡せる絶景ポイントとなっている。にも関わらず、芝生には雑草が生え、壁という壁は落書きで埋め尽くされていて、市の手入れがあまり行き届いていないことは一目瞭然だ。旧市街やプラハ城から徒歩10分の距離なのに、たまに地元の老人とすれ違うぐらいで観光客らしき人はほとんど見当たらない。おそらくどの言語のガイドブックにも相手にされない場所なのだろう。

公園を1時間ほどかけて散歩した後は、「カフカ・ミュージアム」と「共産主義ミュージアム」を訪ねてみた。カフカ・ミュージアム(http://www.kafkamuseum.cz/)は、チェコを代表する作家Franz Kafka(1883-1924)の人生と作家が生きた時代の流れが時系列に纏められている。日記や自筆の手紙、スケッチ画なども展示されており、数々の作品が生まれた歴史的・個人的背景が学べて興味深い。共産主義ミュージアム(http://www.muzeumkomunismu.cz/)は、1948年のクーデターによる共産党政権成立から1989年のビロード革命による崩壊に至るまでの時代が、「イデオロギー」「理想と現実」「悪夢」など、テーマ毎に詳しく学べるようになっている。これら2つの博物館は、プラハの数あるミュージアムの中でも19世紀以降の近代史、特にナチズムや戦後の全体主義体制の下で市井の人々が置かれていた状況を知る上では欠かせない。




プラハ最終日の夜。東欧圏で最も長い歴史を誇るジャズクラブReduta(1994年に当時のクリントン大統領がサクソフォンを演奏したことでも知られるらしい)でチェコビールとモダンジャズに酔いしれた後、最後にもう一度旧市街とWencelas Squareを歩いてみた。そこはネオンが輝き、路上は老若若者で賑わっている。各々自由を謳歌しているその風景は、前日となんら変わりはない。

たかが数日間の滞在、しかも地元の人との直接の交流もなしに街の心などが簡単に理解できるわけがない。公園の落書きにしても、ビロード革命以前のものなのか比較的最近のものなのかは察しがつかないし、落書きを単なる心の乱れと見るのか、民衆のエスタブリッシュメントに対する不満や怒りのエネルギーの表れと見るのか、またはアートと見るのかは意見の分かれるところだろう。(そもそも落書きなんてどこにでもあるものだし。) その真相は知る由もないけれども、観光地からちょっと外れた公園を歩き、歴史をごく一部でも学べたことで、昨日までとは違った気分でこの街に愛着を感じるようになっていた。

現在の米国や日本社会が抱える様々の経済・社会問題などを鑑みると、自由社会や市場経済が素晴らしいものと盲目的に信じることは決してできないけれど、それでも普段私たちが特に意識することなく当たり前のように享受している自由―それは言論の自由、宗教の自由、恋愛の自由、そして私のように好き勝手に働き、食べ、旅に生きる自由―の意義、いかに自分が恵まれた境遇にあるのかを、改めてひしひしと噛みしめている。世界中には、今、この瞬間においてさえ、20年前までのプラハとよく似た状況下に置かれている人々が何千万、いや何億、何十億人といるのだろうから。

2007/11/23

Chocolate Paintings in Praga

ベルリンから列車に揺られて4時間半、プラハにやってきた。長年恋焦がれていた人に初めて会う時のような、内心ソワソワした落ち着かない気持ちで向かったものの、実際訪れてみるとパッと見からはそれほど大した感動は覚えない。

確かに、表向きは綺麗な街ではある。旧市街、カレル橋、プラハ城、ちょっとした街角などどれをとっても長い歴史の重みが感じられ、絵になる。1989年に鉄のカーテンが取り除かれるまで共産主義圏に属していた過去を持つだけに、これまで訪れた西欧の都市とはまったく別の雰囲気が感じられる。日本からプラハだけを訪ねたのであればもう少々心揺り動かされたのかもしれないが、3ヵ月以上旅してきた中で、ストックホルムやパリなど所謂表向き「美しい街」を訪ねすぎて美的感覚が鈍ってきているのかもしれない。観光客が溢れ(まあ、自分自身も観光客の一人であるわけだけど・・・と書いて、ストックホルムのユースホステルで知り合った友人の言葉を思い出した。私は観光客なんかじゃない。旅人なんだ。)、何をするにも買うにも観光客価格で支払わされていると何だか急に冷めた気持ちになってしまう。いくらとびっきり美人でも、金をせびられると冷める気持ちになるのと同じなのかどうか・・・男性諸君、いかがでしょう?

ということで、相変わらずガイドブックも持たずあてもなくブラブラ歩き続けていると面白い美術館に出くわした。その名も「Museum of Chocolate Paintings」。チョコレートを使って絵を描き続けている画家Vladomir Cechの作品が展示されている小さな美術館だ。入場料150チェコクロナということで少々高めだけれど、面白そうなので覗いてみることにした。










美術館では、作家の作品展示以外に、カカオ豆やチョコレートと人類との関わりの歴史について学んだり、自らチョコレートで絵を描くこともできるようになっている。 で、私の自慢の作品が・・・













これ。手塚治虫マンガに慣れ親しんで育ってきた人ならば一目瞭然でしょう。 将来プレミアが付く前に購入後希望の方は、タコボウズまで早めにご連絡を。

このほかにも、プラハ市内には小さなアートギャラリーやJazz Club、カフェなども多数あり、またカフカ・ミュージアムなどプラハの深層部を知る上で興味深そうな博物館も多そうだ。明日にはスイス・ルツェルン郊外に向かうことになるので、PCの前でブログを書くのもこれぐらいにして、残り時間を楽しむようにしよう。

2007/11/22

ベルリンで極上日本食を食す、の巻

道を挟んだ目の前にパン屋があったパリでの友人宅では、10日間の滞在中、ほぼ毎朝焼きたてのクロワッサンとバゲットを買いに走り、カプチーノと共に優雅な朝食を楽しんだ。クレープ、ケーキ類は言うまでもなく、口にするもの何でも美味しいパリは食道楽タコ坊主にとってはいまさに極楽。(結果、現在の体重がどうなっているかは読者の皆様のご想像にお任せします) 次の訪問地に向けて旅立つときは、それこそ断腸の思いで(なーんて、大袈裟な)パリを後にした。

「ビールとソーセージ、ジャガイモで6日間耐えることになるのか・・」とあまり多大な期待を抱かずにベルリンに向かうも、嬉しいことにそんな諦めは簡単に覆されることになる。まず、ベルリンで世話になった友人宅から歩いて3分の場所にパン屋があり(ドイツパンはずっしりと中身が詰まっていてこれまた美味しい)、朝の日課となっていたBakery Runはそのまま継続。串揚げ屋では、揚げたての銀杏やレンコンを頬張り、週末マーケットで葱や生姜、大根、豚バラ、椎茸を買い込んで、豚の角煮やキノコご飯をこしらえることができた。

でもなんといっても、ベルリン滞在中の最高のヒット料理はとんこつラーメンだろう。 チャーシュー、味付卵、麺の硬さ、スープ。どれをとっても日本国内で十分勝負できるほどの極上の出来栄え。しかも、これがすべてドイツ人シェフによって下拵えされているということで、感動が倍増したことはいうまでもない(さすが日本と同様、職人が尊ばれる国だけある)。  日本人が6000人いるデュッセルドルフ市ならまだしも、遥か彼方ベルリンでこれだけの味に出会おうとは期待していなかっただけに、あまりの旨さに終始笑みが止まらない。塩分を取りすぎるとわかっていながらも、 最後のスープ一滴まで美味しくいただいた。

 「えっ?美味しいかって?」                                                                   「そりぁ、もう、最高でーす!」



ということで、ベルリンでは専ら日本食中心の食生活に浸っていたわけだけど(旅に出てから3ヶ月、舌だけは着実に保守化してきているようです)、ドイツ料理をまったく食べなかったのかというわけではない。最終日には、ベルリン在住のドイツ人の友人と彼のアーティスト仲間が、手作りの南部地方の麺料理「シュペッツェル」とデザート、ワインを振舞ってくれた。



1.麺は、小麦粉、卵、塩を混ぜた生地を作り、ところてんの様に煮立った湯に絞りだす
2.ゆでた麺に削ったパルメジャンチーズ、バターでいためた玉葱を重ねオーブンで焼く
3.上にパセリを散らして出来上がり
4.デザートは滑らかな舌触りのクワルクチーズと手作りクランベリーソースを混ぜていただきます


 

私は、この日は専らアシスタントに徹してすっかりご馳走になりました

ベルリン在住の建築ジャーナリスト、アーティスト、不動産投資会社のやり手ビジネスマンの面々。今も再建が続く未完成の首都には彼らのような創造性に溢れた人材が多い。(彼らこそ、現在そして未来のベルリンを担っているといえよう。)この日もワインとビール、梅酒で深夜過ぎまで話が盛り上がった。


ふと気がつけば、本サイトもすっかり食道楽ブログに変貌している。そこで、考えた。自分は食べるのも作るのも大好きだけど、料理することが心から楽しいと思えるのはなぜだろう。もちろん美味しいものを食べること自体の喜びもある。特に拘りがあるわけではないけれど、選択肢があるのなら金太郎飴のように画一的なマクドナルドよりもちょっとでも個性を感じる食事処の方がいいという気持ちはある。でも、料理をすることや食事の一番の楽しさ大切さは、本能としての食欲やより旨いものを食べたいという贅沢欲にあるわけではなく、誰かと美味しいものや楽しい時間を共有しているという、そのはかない、かけがえのない瞬間にあるのだろう。たとえその相手が一生に一度きり出会う人であろうと、日々共に暮らす家族だろうと、かけがえのなさは変わらない。人はいつか死ぬ以上、そうした時は一生続くものではないのだから。

心のこもった美味しいものは、たとえA級グルメでなくとも家族や友人を結びつけ、人を幸せにする。 方や現代の日本の家庭においては、一人で食事をする「個食」をする子供が増え続けているといわれて久しい。食の大切さを見直すイタリア発祥のスローフード運動が日本でも芽生えつつあるとはいうものの、なかなか改善の兆しが見えないことは由々しきことだ。父親や母親は仕事が忙しく、子供は塾や習い事で都合がつかないなど、それぞれの立場からの言い訳は色々あるだろう。それでも、今一度血縁関係以外に家族でいることの意味を問い直し、各自が意識的、能動的に「家族であり続ける」ための努力をしていく必要のある時代に来ているのではないかと、遠く離れたプラハのレストランに一人ありて、思う。

2007/11/14

パリでホームパーティ・デビュー (Homeparty in Paris)

タコボウズ家族はパーティー家族。京都の実家は、夏になると毎週末のように隣近所が食べ物を持ち寄って一人、二人と自然と庭に集まり、いつの間にやら飲み会が始まっている・・・そんなところだ。そんな一家の血を継承したタコボウズも紛う方なきパーティー・フリーク(クラブ系だとかディスコだとか、いわゆる“そっち方面”ではありません。) 横浜のアパートでも友人を招いては時折ホームパーティーを開いていたけれども、この度とうとう旅先のパリでホームパーティーデビューすることとなった。

今回招いたのは、トルコの挙式で知り合ったパリ在住の3人(仏人女性、仏人男性&米国人女性カップル)。世話になっている家族は初対面であったにも関わらず、共通の友人関係ということもあって快く場所を提供してくれた。


本日のお献立は、手巻き寿司、いなり寿司、吸い物、お好み焼き(またもや!)、きゅうりとホタテの酢の物、なす・椎茸・豆腐の田楽、などなど純和食メニュー。友人が日本から持ち帰ってきた漆塗りのお碗、箸置き、お猪口までそろい、大吟醸とシャブリを飲みながらこうしてまた思い出の一ページが過ぎていった・・・。



料理には舌の肥えた生粋のパリジャンからお墨付きをもらえて、「小料理屋タコボウズ」開店の日も近し?

2007/11/13

Sunday walk and night drive...

Pictures tell thousands of words about the charms of Paris, which have captured millions of people's hearts all around the world throughtout its history....




I love Paris.

2007/11/11

Saturday afternoon walk in Paris..

---PARIS, one of the birth places of Photography---




2007/11/09

Another Perfect Day...

Another beautiful day has passed in a small corner of southern Paris, nice breakfast of English muffins with homemade jam and cappucino, afternoon walk and talk in the park, fun cooking, eating and drinking with good companies...



















(Tonight's menu: German meatballs, pumpkin, potato, green beans and vegie-soup)

Yes, life is 'still' good......as long as I see it that way and this is how it should be. :-)

2007/11/08

ヨーロッパお好み焼きツアー第二弾: パリ編

Bonjour!  Como ca va? ワインが美味しくてすっかりお尻が根付いてしまっていたTrier市に別れを告げ、昨日、フランスが誇る高速列車TGVでやってきました。華の都、Paris! 

ここでは、1年半ぶりに再会した10年来の親友家族宅ですっかり世話になっています。今日は、ルーブルにもオルセーにもエッフェル塔にもセーヌ川にもモンマルトルの丘にもいかずに、家事&育児手伝い+公園散歩で街をぶらぶらし、パリの専業主婦生活を1日体験。(この育児経験がいつか役立つ日がくるのか、どうか?) 2日目にしてすっかり気分はParisien・・・って柄でもないけれど。

 

夜は、性懲りもなくまたしてもタコボウズ特製お好み焼きディナー。(なんだか馬鹿の一つ覚えのようだけど、キャベツさえ手に入れば手軽に作れるし、関西人としてはお好み焼き伝道師としての妙な使命感があったりもする。) 今更ながら、ドイツ・アメリカ人カップルと一緒にパリでお好み焼きを食べるなんて何とも国際的な取り合わせですが、何はともあれ、気の置けない旧友とのこうしたひと時は何事にも変えがたいもの。肝心のお好み焼き、お味の方も(日本ですっかり舌の肥えている)二人には好評だっだし、手土産のTrier産スパークリングワインもあけてすっかりいい気分に出来上がった3人でした。













ヨーテボリ、パリときて、さて、次はどの街で作ろうかな・・・。


"The Day was good. Let the night fall..." (Paulo Coleho著-The Zahirより)